あらゆる生命が響き合う参画型音楽プロジェクト 『Earth ∞ Pieces(アースピースィーズ)』始動! 2024年3月16日(土)象の鼻テラス
全ての人が “自分らしく” 輝ける世界へ
A world where everyone can shine as themselves
『Earth ∞ Pieces(アース・ピースィーズ)』は、ベートーヴェンの「喜びの歌(第九)」を題材とし、1公演ごとに多彩な個性を持つプレイヤーとの出会いと別れを繰り返しながら、国際社会共通のSDGs達成目標である2030年までの約6年をかけて、未だかつて誰も見たことも聞いたこともない「喜びの歌」を奏でることにチャレンジするプロジェクトです。
The summary of the world premiere.
字幕無しの映像はコチラThe introduction of the world premiere.
企画発案・監修を務めるのは、〈スローレーベル〉芸術監督であり、パラリンピック開閉会式の企画演出をDE&Iの観点から監修した栗栖良依(写真左)。2021年にパラリンピックが幕を閉じたあと「“パラ”という枠を超えたい」という想いを抱いた栗栖が2022年から着想し、その想いに共感した、パラリンピック開会式の楽曲提供や指揮を担った音楽家の蓮沼執太(写真右)さんが、音楽監督として就任しています。
SLOW LABEL 芸術監督栗栖良依
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profile
東京造形大学でアートマネジメントを学び、イタリアのドムスアカデミーでビジネスデザインの修士号を取得。25年以上にわたり、異なる分野の人やコミュニティをつなげ、対話や協働のプロセスで社会変革を試みる市民参加型のアートプロジェクトを手がける。 2010年、骨肉腫により障害福祉の世界と出会う。翌年、SLOW LABELを創設。ヨコハマ・パラトリエンナーレ(2014-2020)総合ディレクターとして、舞台やイベント制作におけるアクセシビリティの仕組みを開発。東京2020パラリンピック開閉会式で企画・演出振付・キャスティング・リハーサル運営・コメンタリーガイドまでをDE&Iの観点から総合的に監修。第65回横浜文化賞「文化・芸術奨励賞」、TBS「ひるおび」木曜コメンテーター。
https://miracle.fanEarth ∞ Pieces 音楽監督蓮沼執太
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profile
1983年、東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織して、国内外での音楽公演をはじめ、映画、演劇、ダンスなど、多数の音楽制作を行う。また「作曲」という手法を応用し物質的な表現を用いて、彫刻、映像、インスタレーション、パフォーマンス、ワークショップ、プロジェクトなどを制作する。2013年にアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティ、2017年に文化庁・東アジア文化交流史に任命されるなど、国外での活動も多い。主な個展に「Compositions」(Pioneer Works 、ニューヨーク/ 2018)、「 ~ ing」(資生堂ギャラリー、東京 / 2018)などがある。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。東京2020パラリンピック開会式にてパラリンピック讃歌編曲及び障害の有無を超えたミュージシャンで構成されたパラ楽団指揮。
http://www.shutahasunuma.com/「Earth ∞ Pieces vol.1 ワールドプレミア」
開催決定!
「Earth ∞ Pieces vol.1
ワールドプレミア」開催決定!
Event Guide
- 名称
- Earth ∞ Pieces vol.1 ワールドプレミア
- 日程
- 2024年3月16日(土)
- 時間
- 14:30-17:00(パブリックタイム 無料・予約不要)
19:00-20:30(プレミアムタイム 有料・要チケット) - 会場
- 象の鼻テラス
- 主催
- 認定NPO法人スローレーベル
- 共催
- 象の鼻テラス、横浜トリエンナーレ組織委員会
初公演「Earth ∞ Pieces vol.1 ワールドプレミア」は、2024年3月15日(金)に開幕する『第8回横浜トリエンナーレ 野草:いま、ここで生きてる」』のパブリックプログラムの一つとして発表します。
Schedule
パブリックタイム
- 14:30-17:00
- 公開リハーサル
演奏に参加するプレイヤーたちが初めて集まり音を奏でます
*テラス内のカフェエリアから自由にご覧ください。
プレミアムタイム
- 18:30
- ドアオープン
- 19:00
- 開演 (プロジェクトの紹介、プレイヤーによる合奏、交流の時間)
- 20:30
- ドアクローズ
- トークには日英通訳、UDトーク(各自のスマホで多言語字幕表示)が入ります。
- 取材や記録のカメラが入ります。
- プログラム詳細は変更になる可能性があります。
Ticket
- 完売 未来を切り拓く「U25スカラシップシート」 0円
- 完売 音で参画する「プレイヤーズシート」 13750円
- 完売 SDGsを共創する「メセナシート」 15〜50万円
- 完売 特典付き鑑賞チケット「サポーターズシート」 13750円
- 当日 当日・立見券(一般) 5500円
- 当日 当日・立見券(学生・障害者割引) 3500円
- 表示は税込価格です。
- 全ての券種に「1ドリンク」と「TALK SALON2と3」の無料視聴権が含まれます。
- 学生・障害者割引でご購入の方は入場の際に証明書をお見せ下さい。
- 各券種とも予定枚数に達し次第、販売終了します。
【立見券の販売について】
立見券は若干枚数を予定していますが、出ない可能性もあります。詳細は、SLOW LABEL公式Xにて発表します。
Our Social Action
SLOW LABELが提案する、新時代のアートの楽しみ方!
今回のプログラムは音楽会をひらくプロセスの中で、社会全体の「アクセシビリティ(人権)」や「サステナビリティ(環境)」の意識をあげていこう!というソーシャルアクションです。音楽会を構成するさまざまな要素に込められた独自の取り組みをご紹介します。
サポートミュージシャン
- イトケン
- 三浦千明
- 宮坂遼太郎
公募プレイヤー
- aoinuPerc.Fringe主宰
- 岩川佳士乃Kal.大学生
- えもやんVn.会社員
- かおりKh.作業所通所
- 上澤彩世Vo.中学生
- 川崎昭仁Gt.ギタリスト
- キャロットyoshie.Lam.美容家
- 小汐唯菜Vo.音大生
- 小林あやVn.政治家
- 斎藤百合恵Vo.SV勤務
- さのちえVla.造形業
- サハラ慎之介Tap.会社員SSW
- Akane ShimadaVc.社会教育系
- Kosuke ShimadaVn.学生
- 高島一碧Perc.高校生
- タチキシゲルVla.音楽家
- 中村有希Vo.声楽家
- のんのんVn.介護職員
- はづきFs.通所/大学生
- HaruVn.福祉事業所通所
- 藤原沙羅Tsax.フリーター
- 待寺優Perc.ダンサー
- ミート鈴木Vo.会社員
- 三宅章太Asax.会社員
- 佐伯康夫Vla.会社員/音大生
- 山之内厳駿Gt.芸大生
- 和合由依Euph.高校生
- 渡邉塊Gt.流浪人
- わたなべちひろVo.学生SSW
サポーター
- 岩崎晃(株式会社DataMarket)
- 木下静
- 富永ファミリー☆
- 長谷川文
- 大田佳栄
- ノブツグ
- リン
- ニカ
- 浜田洋子
- 久保田真生
- おひさま
- 小川滋
司会
- 船本由佳
- 籠田博美
-
大島広子(舞台美術家・Image Nation Green)
2000年ロンドン芸術大学、セントラ ル・セント・マーティンズ美術学校、シアターデザインコース卒業。 2010年文化庁新進芸術家海外研修員としてドイツ、ライ プチッヒの劇場にて研鑽を積む。第43回伊藤熹朔賞奨励賞をまつもと 芸術館主催「ユビュ王」衣裳で受賞。2022年9月、演劇集団円 「ソハ 福の倚るルトコロ」公演で、リサイクル可能な紙管を利用した舞台美術 を発表。2023年英国ランカスター大学「社会、政治、環境変化の ための演劇」修士コースにて欧州の舞台芸術におけるサスティナブルな取り組みについて の研究を行う。
https://hirokooshima.net/
https://www.greentheater.net/ -
認定NPO法人森ノオト
認定NPO法人森ノオトは、「地域や自然と調和した社会と、その担い手を育てる」ため、主に、拠点のある横浜市青葉区でのまちづくりや、地産地消の普及啓発、市民ライターの育成や地域活動団体の情報発信サポートなどをしています。その一事業である「めぐる布市」では、使われなくなった布や手芸用品を全国から寄付で集め、整えて再販売する形で、新たな使い手へつないでいます。工房を地域に開き循環型社会の取り組みを実践しています。
https://applique.morinooto.jp/
https://morinooto.jp/ -
Ambientec
2009年7月 株式会社アンビエンテック設立。水中撮影機材の開発・製造という技術的バックグラウンドを持つ、異色のポータブル照明ブランド。良質なものをできるだけ長く愛用したいというユーザーに向けた設計開発思想は、独自のLED制御技術で高品位な灯りを実現するだけでなく、使用する素材の質感や実力派デザイナーを起用した個性的なデザインにも表れている。
https://ambientec.co.jp/
国際的ブランドを目指すために、新作発表の場をヨーロッパに移し、2021年は3つのコレクションを新製品として発表、日本の照明ブランドとして初めてミラノサローネ本会場(supersalone2021)への出展を果たす。2022年には、ミラノサローネ前夜祭「ガラ・ディナー」のスポンサーに抜擢され、120個のランプが第60回ミラノサローネ開催前夜を照らした。2023年4月には、ブランド初となる「Euroluce / エウロルーチェ(国際照明見本市)」に出展を果たす。 -
中山奈美(照明家)
1991年 劇団文学座付属演劇研究所に入所、舞台照明を始める。1998年文化庁在外研修員として、ニューヨークで研修。1997年から2005年まで、北京の生活舞踏工作室に参加。2017年よりフリーランスとなり、パフォーマンスや展示で空間を生かした光と影のデザインに取り組んでいる。最近の参加作品にneji&co.『コロナリポート』、スペースノットブランク『言葉とシェイクスピアの鳥』、大巻伸嗣『Interface of Being 真空のゆらぎ展』など。
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minä perhonen
1995年にデザイナー皆川明により設立されたブランド。自然の情景や社会への眼差しからデザインを進め、日本各地の生地産地との連携により生み出されるハンドドローイングを主としたテキスタイルデザインを特徴とする。衣服に始まり、インテリアへとゆるやかにデザインの幅を広げながら、時の経過と共に愛着の増すもの、日々に寄り添うものづくりを目指す。「minä」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」を意味する。蝶の羽のような美しいデザインが無数に広がり、羽ばたいていくようにという願いが込められている。
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武田久美子(衣装デザイナー)
多摩美術大学テキスタイルデザイン学科卒業後、渡英。London College of Fashionの衣装デザイン学科/大学院卒業後からキャリアをスタート。様々なシアターの衣装デザイン・製作をしている。2012年から拠点を日本に移す。東京2020パラリンピック開・閉会式コスチュームサポート、森山開次「NINJA」、日生劇場オペラ「魔笛」「コジ・ファン・トゥッテ」、梅田芸術劇場「サロメ奇譚」他広告やCMの衣装など活動の場所を広げている。
https://kumikot7.com -
お母さんのSLOW FACTORY
SLOW LABELが2012年より実践する、誰でも・楽しく・簡単に参加できるものづくりのプログラム。大量生産・消費社会の中で失われつつある、「手でものを作る」「誰かと一緒に働く」という楽しさや喜びなど、人間が本能的に求める達成感や充実感を提供する。今回は、介護や子育てで失いがちな「社会とのつながり」を大切にするお母さんを中心に実施。
- 石原ももこ
- 小川浩子
- 小田桐志保子
- くぼたちえこ
- 斉藤久美子
- 信耕ミミ
- 田中朋子
- とみながりょうこ
- 細矢直子
- 清水和子
- 森千尋
- 安室久美子
- 山本宣子
005MECENAT企業による芸術文化支援
本プロジェクトにメセナパートナーとしてご支援くださった企業様
HIRAKUホールディングス
株式会社
このプロジェクトのビジョンに共感し、国や業界を超えた新しいエコシステムの一役を担い、クリエイティブなアプローチでSDGsの目標達成をめざす企業、経営者、団体などを募集しました。
近年、文化芸術が人々のウェルビーイングに役立つことがWHOのレポートなどで報告され、VUCAの時代を生き抜くスキルとして「アート思考」が注目を集めています。今を生きるアーティストとリアルに交流し、ビジネスパーソンの方々に新しいインスピレーションやアイデアを得る機会を提供すべく新たな参画カテゴリーとして「メセナシート」を創設しました。
SEE MOREメセナ(フランス語: mécénat)
企業が資金・サービスを提供し、文化・芸術活動を支援すること。
007STAFFスタッフ
- 舞台監督
- 河内崇
- 音響/サウンドミックス
- 葛西敏彦
- 音響
- 近藤聡子 山本真純
沢田悠介 馬場友美 - 会場
- 橋口諭 山本周平
- 芸術監督補佐
- 日比さやか
- メセナコーディネート
- 青木昭夫 (MIRU DESIGN)
- 制作
- 東野寛子 中原信貴
- 蝶ネクタイ制作
- 山本宣子 清水和子
- 制作補助
- 多田恵子 塚原沙和
橋爪亜衣子 井手優介 - 宣伝美術
- SAFARI.inc
- PR
- Suehyang Kim
- Web制作
- 田中雄太
- ドキュメンテーションディレクター
- 難波祐子
- 記録映像
- 仲本拡史
- 撮影補助
- 高橋理佳子 南貴大
- 記録写真
- 427FOTO
背景と展望Background and Vision
SLOW LABELはアートの力で「多様性と調和のある世界」をめざし、生産性を重視しがちな社会に「SLOW」な感性を取り戻すべく多岐にわたるプロジェクトを展開してきました。東京2020パラリンピックが幕を閉じ、「ダイバーシティの価値」を一般社会へと拡散すべく新たな対話を始めました。
しかし、「必要性は認識しているが、現状では実践が難しい」との声が多く聞かれ、実践する場合も公的資金に依存する部分が大きく、持続性の観点で課題を感じました。また、新型コロナウィルスの到来以降、かつてないほどの急速なテクノロジーの進化の中で、見えない孤立や格差が広がり、誰もがストレスと生きづらさを抱えています。
私たちは、活動を続ける中で「アクセシビリティ(人権)」と「サステナビリティ(環境)」は表裏一体の関係性だと強く実感しています。ダイバーシティが尊重される心理的安全な環境は、誰もが自分らしく創造性を発揮し、互いを尊重し合うため、ハラスメントのリスクを減少させてメンタルヘルスを支えます。この本質的なウェルビーイングへのアプローチこそ、人にも地球にも優しいアクションを長く起こし続ける最も根源的な原動力であると考えています。
人や地球のウェルビーイングに
永続的に貢献できるコミュニティを!
人と地球の
ウェルビーイングに
永続的に貢献できる
コミュニティを!
このプロジェクトがめざすのは、アートの力で「人や地球のウェルビーイングに永続的に貢献できるコミュニティ(文化的エコシステム)」をつくることです。既存の業界構造や常識にとらわれず、世界標準の倫理観に基づいた「新たなカルチャー」を共に育む仲間を国内外から募ります。世界中の誰もが知っている『喜びの歌』を通じて、人種、宗教、国籍など異なる文化や価値観をもつ人々と、日本で暮らす人々が交わる機会を生み出し、あらゆるバリアを超えて真の多様性と調和のある世界を希求する、一つの先駆モデルをめざします。